歯をできるだけ保存させるために
むし歯が酷くなって根っこだけになった場合
矯正装置を使用する方法
①むし歯によって歯冠部が崩壊した状態
①むし歯によって歯冠部が崩壊した状態
むし歯が酷くなって歯冠部が崩壊しています。 残った根っこの部分が歯ぐきの下に位置しています。 この様な状態になってしまうと通常では抜歯することになります。
②矯正装置を装着した状態
②矯正装置を装着した状態
崩壊した歯の根にフックを取り付けます。 両隣の歯にワイヤーを渡します。 ゴムをフックとワイヤーに引っ掛け牽引します。 1~2週間毎にゴムを交換していきます。 個人差がありますが数か月矯正していきます。
③矯正終了後、人工の歯を製作
③矯正終了後、人工の歯を製作
矯正によって引っ張り出した歯の根に人工の歯の治療を行います。
治療費用
矯正費用
¥50000 (税込み¥55000)
再診料・調整料・ゴム交換
当院では、一切頂いておりません
外科手術を伴う方法
①歯冠部が崩壊した状態
①歯冠部が崩壊した状態
むし歯が酷くなって歯冠部が崩壊しています。 残った根っこの部分が歯ぐきの下に位置しています。 両隣に歯が無い状態です。
②小外科手術の実施
②小外科手術の実施
歯肉を剥離します。 歯の周囲の骨を切削します。 歯肉を元に戻して終了します。
③手術後、人工の歯を製作
③手術後、人工の歯を製作
手術後、歯肉が安定し露出した歯の根に人工の歯の治療を行います。
治療費用
手術費用
¥50000(税込み¥55000)
歯の根の周囲に炎症が広がっている場合
外科的歯内療法
歯の根の先の炎症が酷くなった状態
歯の根の先の炎症が酷くなった状態
こちらのレントゲンでは歯の根の先が黒く写っている部分があります。 黒く写っている部分はあごの骨まで膿んでいる状態です。 ここまで大きくなると、歯の神経の治療として消毒するだけでは不確実となり、 さらに拡大する可能性もあります。 膿んだ部分が大きくなってくると、抜歯に至ることもあります。 この様な場合は、外科的に切除した方が確実な治療結果が得られます。
マイクロスコープ(手術用顕微鏡)による根尖切除術
マイクロスコープ(手術用顕微鏡)による根尖切除術
根尖切除術は切開する部分が10mmもありませんので、外科的侵襲度は低い手術です。 ≪手術手順≫ 1. 根の先の骨の部分を開けます。 2. 膿の袋を取り除きます。 3. 歯の根を数ミリ切除します。 4. 根の先から薬を充填します。 5. 歯肉を縫合して終了です。 この方法の長期的にみた成功率は、肉眼では60%程度ですが、マイクロスコープを使用した方法では90%以上にまで向上します。
治療費用
手術費用
¥80000(税込み¥88000)